赤城神社のご利益を解説!東京と群馬どっち?

赤城神社のご利益を解説!東京と群馬どっち?

こんにちは!「ご利益ドットコム」です。

「赤城神社のご利益」と調べてみたものの、「あれ、東京の神楽坂にもあるし、群馬の赤城山にもある…どっちのこと?」と混乱してしまった経験はありませんか?

実は、東京の赤城神社と群馬の赤城神社は、歴史的なつながりこそあれど、得意とするご利益のジャンルが結構違うんです。

この記事では、神楽坂と群馬、それぞれの赤城神社の特徴や、仕事運、女性の願いを叶える姫守といった人気のお守り、限定の御朱印、そして意外と重要な参拝時間について、どちらに行けばいいか迷わないよう、分かりやすくご紹介しますね。

  • 東京・神楽坂の赤城神社の多彩なご利益
  • 群馬・赤城神社の種類と特徴
  • 「姫守」など人気のお守りや御朱印の違い
  • 見落としがちな参拝時間と社務所の受付時間
目次

東京・神楽坂の赤城神社ご利益

まずは、アクセス抜群の都会のパワースポット、東京・神楽坂にある「牛込総鎮守 赤城神社」から見ていきましょう。ここは伝統とモダンが融合した、とってもユニークな神社なんですよ。

神楽坂の赤城神社、その特徴

神楽坂の赤城神社と聞いて、ガラス張りのモダンな社殿を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。そう、ここは建築家の隈研吾さんがデザインを手がけたことでも有名です。

境内には「Akagi Cafe」が併設されていて、お参りの後に一休みできるという、都会の神社ならではのスタイルが特徴的です。

でも、歴史はとても古く、正安2年(1300年)に群馬の大胡氏が、故郷の赤城神社の御分霊を祀ったのが始まりとされています。江戸時代には「江戸の三社」と呼ばれるほど格式の高い、牛込の総鎮守だったんですよ。

主祭神のご利益は火防や学問

神楽坂の赤城神社には、二柱の主祭神が祀られています。

磐筒雄命(いわつつおのみこと)

火の神を倒したという神話から、「火防(ひぶせ)」のご利益で古くから信仰されています。

火を使う飲食店が多い神楽坂ならでは、とも言えるかもしれませんね。ほかにも「殖産興業(しょくさんこうぎょう)」や「厄難消除」、「学問芸術」といった、幅広く力強いご利益をお持ちの神様です。

赤城姫命(あかぎひめのみこと)

こちらは、女性の守護神ともいえる神様です。後ほど紹介する女性向けの「姫命守(ひめみことまもり)」は、この赤城姫命にちなんだお守りなんですよ。

専門分野別、境内社のご利益

神楽坂の赤城神社のスゴイところは、まるで「ご利益のデパート」のように、専門性の高い境内社(けいだいしゃ)が充実していることです。

再生プロジェクトによって、たくさんの神様が再びお祀りされました。

主な境内社のご利益

  • 螢雪天神(けいせつてんじん):学問の神様・菅原道真公です。「合格祈願」「学業成就」ならこちらですね。
  • 東照宮(とうしょうぐう):徳川家康公が祀られています。「ご自身の願いを叶える」所願成就のご利益があるとされます。

これだけ揃っていると、自分のお願い事にピンポイントで参拝できるのが嬉しいポイントです。

仕事運の出世稲荷と耳の八耳神社

境内社の中でも、特に注目したいのがこの二社です。

出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)

「出世開運」「商売繁盛」にご利益があります。なんと、主祭神の赤城の大神様より古くからこの地を守ってきたお稲荷様だそうで、そのパワーは絶大かも…!キャリアアップを願う方には「出世守」がおすすめです。

八耳神社(やつみみじんじゃ)

こちらはとてもユニークで、「病気平癒」の中でも特に「耳と身体の健康」にご利益があるとされています。御祭神は、一度に多くの人の話を聞き分けられたという聖徳太子。音楽関係の方や、耳の不調に悩む方が多く参拝されるそうです。

神楽坂限定のお守りと御朱印

神楽坂の赤城神社は、ご利益の多様さに合わせて、授与品もとっても豊富なんです。

人気のお守り

  • 雄命守 (おみことまもり):男性のための御守。
  • 姫命守 (ひめみことまもり):女性のための御守。
  • 出世守 (しゅっせまもり):出世稲荷神社のご利益。
  • 八耳守 (やつみみまもり):耳と身体の健康。
  • 葵守 (あおいまもり):所願成就 (東照宮)。
  • 合格御守 / 学業成就御守:螢雪天神のご利益。

ほかにも「ゲゲゲの鬼太郎」とコラボした「目玉のおやじ御守」なんていうユニークなものもありますよ。

御朱印帳

御朱印帳もオシャレで、特に人気なのが「神楽坂石畳」という刺繍のデザイン。隈研吾さんデザインの社殿と神楽坂の石畳がモチーフになっていて、これを目当てに訪れる人も多いようです。

参拝時間と社務所の受付時間

神楽坂・赤城神社を訪れる際、最も注意してほしい点が「時間」です。

まず、境内に立ち入ってのお参り(参拝)は、なんと24時間可能です。これは都会の神社としてはとても珍しいですよね。早朝や深夜の静かな時間にお参りしたい方にはぴったりです。

社務所の時間は別!

お守りや御朱印、お札をいただきたい場合、社務所の受付に行く必要があります。この社務所が開いているのは、原則として9:00~17:00です。

「24時間お参りできるから」と夜に行っても、お守りや御朱印はいただけないので、授与品が目的の場合は必ず日中の時間帯に訪問しましょう。

※ご祈祷の受付はさらに早く16:00までのようです。最新の情報は公式サイトで確認してくださいね。

群馬県の赤城神社ご利益とは

さて、続いては「群馬の赤城神社」です。実は「群馬の赤城神社」と一口に言っても、赤城山をご神体とする複数の神社(論社)の総称なんです。それぞれ場所もご利益も違うので、一つずつチェックしていきましょう。

群馬の赤城神社は3種類

検索ユーザーの方が主に訪れるのは、以下の3つの赤城神社かなと思います。

  1. 赤城神社(前橋市富士見町赤城山):山頂の「大沼(おの)湖畔」にある、一番有名な神社です。
  2. 赤城神社(前橋市三夜沢町):赤城山の南麓にある、歴史ある古社です。
  3. 二宮赤城神社(前橋市二之宮町):里宮(さとみや)と呼ばれる、地域密着型の神社です。

特にご利益がはっきり分かれている、1と2の神社を詳しく見てみますね。

女性の願いを叶える大沼湖畔

赤城山の山頂、カルデラ湖である大沼のほとりに鎮座し、湖に架かる赤い「神橋」が象徴的な神社です。観光地としても一番知られている場所ですね。

ここの最大の特徴は、「女性の願掛け神社」として知られていること。

御祭神には縁結びの神様である大国主命なども含まれますが、何より「女性の諸願成就」「良縁成就」のパワースポットとして強く打ち出されています。

神楽坂の赤城神社にも女性の神様(赤城姫命)がいますが、群馬の大沼湖畔は「女性の願い」に特化しているイメージですね。

農業・産業の発展にご利益

一方、赤城山の南麓にある「三夜沢赤城神社」は、また違ったご利益が中心です。

こちらは、大沼湖畔の神社が「女性の願い」という個人的なご利益に強いのに対し、「農業・産業の発展」や「国土開発」といった、より共同体的・歴史的なご利益が中核となっています。

御祭神は赤城山の神様や国土開拓の神様(大己貴命)などで、古くからこの地域一帯の産業を守ってきた、荘厳な雰囲気の神社です。

群馬で人気のお守り「姫守」

群馬の赤城神社のお守りとして、絶大な人気を誇るのが、大沼湖畔(富士見町)の赤城神社で授与される「姫守(ひめまもり)」です。

姫守 (ひめまもり)

その名の通り、「女性の願いを叶え、お護りくださる御守り」として知られています。

「女性の願掛け神社」ならではの可愛いデザインのお守りや御朱印帳がたくさん用意されているそうで、これを目当てに遠方から参拝する女性が後を絶たないそうですよ。

ちなみに、神楽坂の赤城神社にも「姫命守(ひめみことまもり)」がありますが、群馬の「姫守(ひめまもり)」とはデザインも由来も異なります。どちらも女性のための素敵なお守りですね。

目的別、赤城神社ご利益まとめ

ここまでご紹介してきたように、「赤城神社」と一口に言っても、場所によってそのご利益は様々です。

最後に、あなたの目的に合わせた「赤城神社のご利益」の選び方をまとめておきますね。

あなたの目的・願い おすすめの赤城神社 理由
仕事運・出世を願いたい 東京・神楽坂 境内社「出世稲荷神社」があるため
女性特有の願い・良縁を叶えたい 群馬・大沼湖畔 「女性の願掛け神社」と呼ばれ、「姫守」があるため
病気平癒(特に耳の不調) 東京・神楽坂 「八耳神社」と「八耳守」があるため
合格祈願・学業成就 東京・神楽坂 「螢雪天神」があるため
モダンな建築やカフェも楽しみたい 東京・神楽坂 隈研吾氏デザイン、カフェ併設
火防(ひぶせ)・厄除け 東京・神楽坂 主祭神・磐筒雄命のご利益
農業・産業の発展を祈願したい 群馬・三夜沢町 国土開拓・農業の神様を祀る
夜間や早朝に参拝したい 東京・神楽坂 境内は24時間参拝可能(※社務所は閉まっています)

ご紹介した情報は、私がリサーチした時点のものです。ご利益に関する解釈は一例であり、お守りの種類や社務所の受付時間などは変更される可能性があります。

参拝前には、必ず各神社の公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

あなたの願い事に合った赤城神社が見つかりますように!

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